16年もの歳月をかけてカスタマイズしたCBR1100XX
今回カスタマイズしたのは、1997年に新車として購入してから16年かけてメンテナンスとカスタムを続けてきた、という車両です。
フレームは全面バフ加工していて、エンジンにはスウェーデン製のターボキットが組み込まれているなど、隅から隅までこだわりを持ってカスタムされています。
オーナーがカスタムのコンセプトとして掲げていたのは、才色兼備であることでした。
最も苦労したのが、ドラッグレースで使用されていたMC Xpress製のターボキットをモデファイすることだったと言います。
長い年月をかけたカスタムなので、様々なショップで手が加えられてきています。
サージタンク加工は純正タンクに合わせて施され、パワーチェックを何度も繰り返しつつ各部分の改良を行っています。
その結果として、フラットで谷が全然ないトルクカーブを実現しただけでなく、空燃比もズレがなくなりました。
ジャパニーズスタイルが走りの性能を向上させ、アメリカンスタイルが魅力的で派手なルックスを実現しています。
これら2つの絶妙な融合を成功させている上に、最高のコンディションのCBR1100XXとなっているのです。
CBR1100XXカスタマイズの詳細
クロモリ製のピボットシャフト、前後のアクスルシャフトはラジカルが製作した特注品でに変更したことによって、剛性感が上がっているだけでなく、チューブサプライ製のアルミパイピングキット、ラジエーターなどで冷却効率もアップさせているなど、施されたチューンは基本構造まで踏み込んだこだわりぶりです。
こうした走りに合わせて前後のサスペンションもアップグレードされており、完璧な状態にするため、全体のジオメトリーも計測と修正が行われて誤差は0になっています。
フォークにはチタンコートした純正のφ43mmインナー、OXレーシング製のインナーカートリッジ、オーリンズのスプリングに変更して、アウターのSPLはCB1000SF純正となっています。
ステムも変更してTSR製のものが使用されています。
ターボキットにMC Xpress製を装着するのにともなって、ストックエンジンも11.0から9.0へと圧縮比を変更しました。
冷却系は、ターボキット同梱のインタークーラー、ラジエーター液にシルコリンのPRO COOL、アルミパイピングキットにはTUBE SUPPLY製を使うなどして強化しています。
実測で240psを楽に発生できていますが、それ以上に全くのフラットであるトルクの特性は驚異的と言えるのではないでしょうか。
既に絶版となっているマルケジーニM5Rのつや消しブラックをホイールに使い、スイングアームこそ純正に補強となっていますが、特別強化品のチェーンテンショナーはゴールドアルマタイトです。
強化のため新しく使ったラジカル製クロモリのピボットシャフト、前後のアスクルはもちろんワンオフ品です。