2種類の工具を組み合わせたコンビネーションレンチ

コンビネーションレンチの種類

一方の端がスパナ、もう一方の端がネガネレンチの形状をしているコンビネーションレンチは、まさに一粒で二度美味しい工具として重宝します。
そんなコンビネーションレンチ選びでは、スパナとネガネレンチ両方の使い勝手を意識したうえで選んでいく必要が出てきます。

まずコンビネーションレンチの種類は、スパナ・レンチのサイズと強度で分けることができます。
加えて特殊な機能を備えたタイプなども挙げられます。
サイズでは、ボルトの口径が6mm~32mmの範囲内のものが多く、とくに8~17mmを使用する機会が多くなります。
それからレンチそのものの長さですが、これは使い勝手に直接影響する部分なので、自分の手のサイズなども考慮したうえで選ぶようにしましょう。

強度に関しては、使い勝手を重視した薄口タイプと、しっかり力を込められるタイプにまず分けることができます。
コンビネーションレンチを使用する作業、どれだけ力を込める必要があるのかを意識した上で選びましょう。
さらに、長いボルト・ナットを締めるなど作業に時間がかかるとき、手の負担を軽減することができるラチェットレンチやメガネレンチのヘッド部分が曲げることができるタイプなどもあります。
後者は、位置的にまっすぐでは作業しにくい場所で重宝するでしょう。

コンビネーションレンチの使い方

基本的な使い方はスパナ・メガネレンチと同じですが、使っている時に手が疲れないよう工夫するのがポイントです。
例えばボルト・ナットを締めるとき、回転角が鈍角の状態では手前に引く、鋭角になったら押して使用します。
つまり、使っている途中で使い方を変えることでより効率よく作業を進めていくことができるようになります。

スパナとして使用する場合には、途中で裏返しながら仕様するのも覚えておきたいコツです。
一般的なスパナ(コンビネーションレンチも)は、柄に対して柄の部分が15°ほど傾いた状態になっています。
ですから、裏表で引っ借り換えしながら使うことで送り角を30°にした状態で使うことができます。
まずスパナを回してから裏返して反対方向で回し、さらに裏返して使う、を繰り返すことで片方だけで回すよりも少ない角度(半分)で回すことができるのです。

コンビネーションレンチの注意点

「知っておくと便利なコツ」はあるものの、「知らないと危ない注意点」はそれほどないのもコンビネーションレンチの特徴です。
あえて挙げるなら、ボルト・ナットの口径にあったものをしっかり使うこと、そして回す際には力を入れすぎないように気をつけることくらいでしょうか。
硬いナット・ボルトを回すために過剰に力を入れすぎると、スパナが外れてしまい顔や体にぶつけてしまう恐れもあるからです。
あとは、うまく回らないからといってハンマーで叩くなど強引な使い方をしないよう心がけましょう。