余分を削ぎ落すボバーカスタム

ボバーの名前の由来は諸説ある

『ボバースタイル』のボバーの意味には色々な説があります。
短く切り落とされたフェンダーなどといった外装が、走っている最中に揺れ動く様子を形容した『Bobbing』に由来するという説もありますし、『Bobb』という短く切り落とすという言葉からきているという説もありました。

アメリカが発端となっていて、軍が使用していたハーレーダビッドソンを戦後に引き上げて、ガレージにおいて要らないパーツを排除したことが始まりであるとされています。
なぜカスタマイズしたかと言うと、フラットトラックレースに出場したいと理由や、少しでも速くストレートを走り抜けたいという理由が挙げられます。

楽しもう!スリルを味わえるのがボバーカスタム

ハンドグリップのクッションになり得るラバーは、取り払われました。
その代わりということで、使いこんでいけばそれだけ味や風合いといったものが増加していくブラスが、グリップもしくはフットペグに使われて、クロームやブラックとは異なるぬくもりを感じさせる表情を見せてくれます。

タンクキャップもそうですし、フレームにリジッドマウントで載せられている『ミルウォーキーエイト』エンジンを覗いたとしても、ブラス・コレクションのパーツがエアクリーナーケースもしくはカバー類といったものに散りばめられて、統一された印象を持たせている点も嬉しいポイントになります。

部品が取り外されたシートにクッションなどはないので、排気量1745ccとなるビッグツインエンジンと自身の体が一体になっているかのように感じられるのではないでしょうか。
大切な愛車との一体感というのは、現代人ではバイクでのみ味わえる感覚かもしれません。
大排気量V型2気筒に拘っている、ハーレーダビッドソンのバイクなら、なおさら鮮やかに感じられるのではないでしょうか。

最小限で済ませられるミニマリストのための、一番のソロサドルには2本のスプリングのみがあります。
しっかりと使いこまれた、風合いが蘇っているディストレスレザーが、メタルでできたシートパンに直に接着されて、処理加工などをすることなくブラスリベットでレザーの端を止めているのです。

ボバーカスタムは、ソフテイルファミリーの一員であるストリートボブをベースにして仕上げられています。
ボバーカスタムのダブルツインエンジンは、パワフルな鼓動や鉄の車体があげる音を、自身の体によって受け止めることになります。

今の時代は快適に過ごせるようになっていて色々と保護もされていますが、その現代においてもスリルのようなものを味わえるのではないでしょうか。
スリルを求めるライダーの方にも適したカスタムバイクです。