ダートな坂道もぐいぐい登るスクランブラー

スクランブラーとは?名前の由来は?

スクランブラーは、英語の「Scramble」を語源とした名称です。
よく「スクランブル発進」といった言葉を日本語でも見かけますが、これは「緊急発進」といった意味あいでよく使われる言葉です。

しかしバイクの場合、こちらの意味ではなくもうひとつの意味「這い上がる」を語源として名付けられました。
凸凹の路面でも滑ったり、転んだりすることなく駆け抜けることができることから名付けられたと言われています。

スクランブラーの歴史

現在では、スクランブラーといえばオンロードバイクをオフロードでも走れるようにカスタマイズされたものを言いますが、かつてはオフロードバイクと位置づけられていました。
なぜならスクランブラーが注目をあつめるようになった60年代には、まだ本格的なオフロードバイクはなく、オフロードに適したバイクといえばこのタイプしかなかったからです。

しかも現在ではカスタムバイクの位置づけですが、かつてはバイクメーカーがオフロードバイクとしてスクランブラーを販売していた歴史もあります。
登場した60年代当時と現在では、このバイクに対する位置付けやイメージが少し異なっているわけです。

そもそも60年代にスクランブラーが登場した背景には、日本はもちろん海外でも未舗装の道路が多く、バイクの運転でもオフロードを楽しむというよりも、自然とオフロードを運転する機会が多かったというのがあります。
にもかかわらず、まだオフロード用のバイクがなく、オンロード用のバイクにブロックタイヤを履かせるなど工夫して運転するドライバーが現れ、それがスクランブラーと呼ばれるようになったと考えられています。
それに目をつけたバイクメーカーがスクランブラータイプのバイクを販売し、名称・ジャンルとして完全に定着した、という流れです。

有名なところでは、ホンダが1966年に発表したベンリィCL125が挙げられます。
これは同社のスポーツタイプのCBシリーズをベースに、スクランブラータイプのバイクとしてカスタマイズして発売したものです。
1968年にはカワサキからW2TTが発売され、国内におけるスクランブラーブームをもたらしました。

スクランブラーのカスタムの楽しみ方

ライダーであれば、性能面はもちろん外見にもこだわりたいもので、スクランブラーのカスタムの際のポイントは「できるだけスリムにすること」です。
違法にならない範囲内、あるいは安全性に問題が生じない範囲内で、必要ないと思ったパーツは外してみましょう。
ぐっとスリムでスタイリッシュな外観にできれば、「いかにもオフロード向き」なものになるでしょう。
ただし、フェンダーは絶対に必要なので外すのはやめましょう。

ほかには、計器類はできるだけシンプルでサイズが小さいものにしましょう。
オフロードで使用することを考えても、この点でも軽量・スリム化が求められます。
ヘッドライトも、短めのソテーで装着するのを意識してみるとよいでしょう。