ディスクプレートの仕組み

ディスクプレートとディスクブレーキの種類を知っておこう! 

バイクのディスクブレーキは油圧式が採用されており、この油圧によってキャリパーピストンが押されるとともに、ブレーキパッドがディスクローター(ディスクプレート)を挟み込んでブレーキがかけられる形をとっています。
名前の通り円盤型をしているディスクブレーキですが、それがブレーキとして機能するためにはなかなか複雑な構造によるメカニズムが働いているわけです。

そんなディスクブレーキは、大きく分けて2つの種類にわけることができます。
具体的に言えばディスクブレーキはディスクプレートの部分とブレーキキャリパーという2つの部品によって構成されているわけですが、この2つの部品の構造・仕組みによって2つのタイプに分類することができるのです。

まずひとつめはフローティング型と呼ばれるもので、キャリパーピストンを片側だけに装着しているのが特徴です。
そのため「片押し型」または「ピンスライド式」と呼ばれることもあります。
ブレーキをかけたときの圧力が片方のブレーキパッドだけを押し出し、ディスクプレートに押し付けられる形でもう一方のパッドもディスクプレートに押し付けられ、結果的に両方のパッドでディスクプレートが挟み込まれることでブレーキが働くのです。

片方にしかキャリパーピストンが装着されていないため、部品の数が少なくコストが安く済む、そして軽量で作動するといったメリットを備えています。
ただしブレーキの制動力に関しては、次に上げる対抗ピストン式と比較してやや劣ります。
そのため、小型のバイクなどによく使用されています。

一方の対抗ピストン型は、ディスクプレートを挟み込む形で両側にキャリパーピストンが装着されるタイプです。
ブレーキをかけたときに油圧が両方のキャリパーピストンを動かすことでディスクブレーキを挟み込み、動きを止める形をとっています。

構造の仕組みがもたらす双方の違い

最大のポイントはやはり、「キャリパーピストンを両側から挟み込むかどうか」です。
単純に考えても、両側からディスクプレートを挟み込んだ方が強い制動力が働くことが想像できます。
ですから、コストやメンテナンスの手軽さを重視するならフローティング型、制動力を重視するなら対抗ピストン型が適している、となるでしょう。

フローティング型はブレーキの制動力の点でやや劣るため、運転の状況によっては十分な制動力が得られないこともあるので注意しましょう。
スピードを出す、あるいは滑りやすい環境で運転する機会が多い方はとくに気をつけたい部分です。
日常の利用では、ディスクプレートやブレーキパッドに油脂が付着してしまうと不快な音が発生してしまう恐れがあるので、できるだけ油脂を避けるようにすること、そしてディスクプレートを地面などに激突させると形が歪んでしまうこともあるので、ツーリングなどの際に気をつけたいところです。