サーキット走行のためのカスタム
サーキットをCBXで走りたいというオーナーからのオーダーによって、約1年かけてカスタマイズしたのが今回の車両です。
足まわりのフォーク&ステムには現行のCB1300SFを、リアアームにはCB400SF、前後のホイールにはVTR1000Fといったように上手くホンダの純正パーツを組み合わせています。
注目したいのが、フレーム改造です。
チェックと修正を行った後20箇所ほどを補強していて、ポイントとなるところにはプレートによって施された補強の追加です。
フレームパイプにガセットプレートを半巻きパイプ状に追加しています。
さらに、下方向にヘッドパイプを25mm延長したことで、最新のネイキッドトリプルツリー装着が可能になっています。
強度的にもバランスがちょうどよくなっています。
ホンダ純正のSC54などで、このサイズと同じサイズを踏襲している理由は、このあたりにもあるのかもしれません。
CBXカスタマイズの詳細
1980年式をベースとしてフレームを修正し、それから20箇所ほど補強しました。
補強してからもフレームの計測をし、歪みゼロであることも確認済みです。
シートには段付きコルビンシートを使い、エンジンは2kgほど軽量化したクランクシャフト、ポート研磨の実施などでチューンしています。
他パーツはノーマルをベースとしてキャブまでフルにオーバーホールしています。
CBXのストレート6は元々がシルキーに回りますが、このように手を入れるだけでもレスポンスはかなり良くなりました。
足まわりもばっちりセッティングできているので、オートポリスもぐんぐん走れます。
今回カスタマイズしたCBXのオーナーは、国際A級のライダーでもあり、その走りを見てCBXが欲しくなったという人が出たため、全く同じカスタムを3台に施したということです。
フォークとステムにはCB1300SFの純正を使用、φ43mmのインナーチューブにはチタンコートの追加とリセッティングをしています。
サーキットでの走行を想定し、ハンドルには低めなバーハンドルを選択しました。
エンジンは、シートカット、バルブの研磨、ポート加工・研磨、クランクの軽量化などを施して仕上げており、特性としては高回転寄りになっています。
キャブレターには現状のSTDをオーバーホールして、ジェッティング変更だけしています。
EXも変更して、クォーター製のチタン2本出しワンオフになっています。
オイルラインにはカーボンガード装備もし、ステップにはカスタムを担当したタジマオリジナルとなるRC30用を加工、流用しています。
ホイールはVTR1000F純正を、リアサスペンションにはCB1300CF用を使用しています。