バランスを保ったままで全方位スープアップ
GSX1100Sのファイナル仕様がベースになっている、今回カスタムするマシンは長い間ボルトオンパーツとマフラー程度の軽いカスタムで乗られていたマシンなのですが、オーナーの要望で大幅に足まわりとエンジンをモデファイすることとなりました。
サポートの類などは全部ワンオフになっており、エンジンがパワーアップしているのでそれに合わせたフレームの補強をし、エンジンチューニングとブレーキまわりなどのカスタマイズもしています。
GSX1100Sカスタムの詳細
エンジンは1135cc化するためにヨシムラのφ74mmピストンを使用し、カムにもヨシムラのパーツを選択、ポート研磨をはじめとしたヘッドチューンによって仕上げています。
ストリートがメインとなる車両なのに、ST-1ではなくあえて2カムを合わせているのは、排気量によるトルクの増大とバランスを取ることが理由で、こういった種類のアレンジはカワサキのZ系やスズキの油冷系をカスタムする時などでも、よくあるアレンジとなっています。
純正フォークをスクーデリアオクムラでチューンし、TNK製カーボンのアッパー&テールカウル、ビーター製アルミのタンクに変更することで細かいところまで、徹底した軽量化が行われています。
街中では中低速トルクがあまりあり過ぎても扱いづらいため、排気量が1100cc以上の場合はST-1カムではなく、ST-2を使って特性を上振りにすることでバランスが取れます。
最低限必要なトルクは確保できていますし、回すことで上も伸びて一石二鳥どころか一石三鳥です。
前後ホイールにはマグネシウム製の18インチを選択し、外装もタンクをアルミ化するなどの変更を行って軽量化を図ります。
アドバンテージショーワのリアショック、OVER製のスイングアーム、マルケジーニ製マグのホイールを使っていることで、ハンドリングの軽快さを実現させています。
前後ともにブレーキはオリジナルディスクによって強化し、ヨシムラのステップ、足つきにも配慮しているシート、カーボン製のサイドカバーはユニコーンを選択しました。