まさしく本物のロードゴーイングレーサー
今回は、RSカタクラの代表者が所有しているYZF-R1をカスタマイズしており、デビューシーズンだった1999年にこのチーム出身者がYZF-R7で全日本のタイトルを獲ったため、オーナーがYZF-R7に持っている思い入れはかなりのものでした。
いずれはYZF-R7を公道仕様にしたいと、R7用キットパーツを集めていたほどです。
とは言っても、ベースとして使用したのは2002年式YZF-R1であり、R1のロゴはアッパーカウルにも入っています。
ところが、完璧に近いR7仕様のため、何も言われずに見るとYZF-R1だとは気付けず、ナンバープレートをYZF-R7に付けただけのように見えます。
ただ、注意して見ればメーターやエンジンの外観からR1だと判別は可能です。
普段はエンジンがカウルに隠されているので、実質的にはまず区別がつかないということになります。
YZF-R1のカスタマイズ詳細
2002年式のYZF-R1のフレームに、YZF-R7で使われていたシートレールが加工装着されています。
トランクリッドがシートカウルに追加工され、荷物が入るようになっているのは、このマシンをツーリングなどで普段から活用しているからです。
そのため、目立ちにくくはしていますが、ETC車載器などの装備もあります。
オーナーはツーリングには革のツナギで行くほど、走りに集中していたいタイプなので、バッグを外付けするという考えは元からないのです。
それぞれのパーツはストックしてあったものですが、外装ペイントに関してはオーナーが自ら行っています。
簡単に言えば缶スプレーを使用しての自家塗装だということで、まさにスタッフが所有しているマシンらしいと言えるでしょう。
マシンの仕上げで最後に大切になってくるのは、何よりもやっぱり手間と思い入れなのだ、ということがよく分かります。
バトルファクトリーのハンドル、ハリス製のステアリングステム、オーリンズ倒立のフォーク、R7耐久用カウル、アルミ製で耐久仕様のタンクを使用しています。
塗装はとても缶スプレーによるものとは思えないくらい、素晴らしい仕上がりになっています。
SPLはポート加工を行い、レース用のキットパーツである6速クロスミッション、カムシャフトが2002年式=5PWのエンジンをベースとしてクマれています。
ストリート使用でも十分なほどの冷却性能を持たせるため、水冷オイルクーラー、ビッグラジエーターキットなどの装備もしています。
R7と同じ構成のためEXには、フルエキゾーストにアクラポビッチ製を使用しています。
リアブレーキにはライン、キャリパーなどのSUGOキットで組まれ、オーリンズのリアサスペンション、R7純正のスイングアームが使われています。